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ICTとは?簡単にわかりやすく解説

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ICTとは?簡単にわかりやすく解説

近年「IT」(アイティー)という言葉より「IoT」(アイオーティー)や「ICT」(アイシーティー)という言葉が積極的に使われるようになってきました。
ICTはデジタル化が進む現代においてはなくてはならない技術であり、SDGsが目指す「誰一人取り残さない」グローバル社会の実現にも必要不可欠なものとなっています。
本記事ではICTとはなにか、私たちの身近なICTを活用した事例などについて解説していきます。

1.ICTとは?

ICTとはInformation and Communication Technology(情報通信技術)の略称で情報収集・処理・伝達を円滑にするための技術の総称です。
ITとICTの言葉の意味はほぼ同じですが、ITとはInformation Technology(情報技術)の略称でコンピューターやソフトウェア、アプリケーション、インターネットなどの情報技術そのものです。
対して、ICTはITに「Communication(通信、伝達)」という言葉が入っており、ITよりも通信によるコミュニケーションの重要性を強調しています。
単なる情報処理にとどまらず、パソコンやスマートフォンなどの情報通信機器を用いて、メールやチャット、ネット検索などを行い、人とのコミュニケーションを実現することを表します。
ICTはビジネスだけでなく教育や医療、防災などさまざまな分野での活用が進んでおり、私たちの生活に深く関わっています。



2.IoTとの違い

IoTとはInternet of Thingsの略称で日本語でモノのインターネットと訳され、身の回りのさまざまなモノ(PC・家電・車、Wi-Fiなど)がインターネットで接続されていること、またはその技術を指します。
ICTとIoTは、どちらもインターネットを通して情報のやり取りを行う技術で、その中で人同士のコミュニケーションが発生する場合はICT、モノに影響を与える場合はIoTと判断すると良いでしょう。
ただし、オンラインゲームのように人同士がコミュニケーションを取りながらモノとも情報のやり取りをする場合は、ICTともIoTとも言えます。
そのためICTとIoTは違う意味ではあるものの、密接に関連性を持っているということを覚えておきましょう。



3.ICT活用事例

ICT(情報通信技術)は、スマートフォンやIoTデバイス、AIアシスタントなどの普及により、日常生活やビジネスなどのあらゆる場面で活用されています。
ここでは、分野別にICT活用の事例をご紹介します。

医療分野

電子カルテと医療情報システム

紙のカルテを電子化し、患者の診療記録、検査結果、処方履歴などをデジタル管理するシステム。
病院間や診療科間で情報を共有可能。

遠隔医療(オンライン診療)

ビデオ通話や専用アプリを通じて、医師と患者が物理的な距離を超えて診療を行うシステム。

AIによる診断支援

AIを活用してレントゲンやCTスキャン画像診断により病気の早期発見を支援する技術。

ウェアラブルデバイスによる健康管理

スマートウォッチや健康モニターを使い、患者の健康状態(心拍数や血圧)をリアルタイムで監視。

遠隔モニタリングシステム

IoTデバイスを用いて病院外で患者の状態を監視するシステム。慢性疾患や術後の経過観察に活用。

医薬品管理システム

バーコードなどを用いて薬の在庫管理や調剤ミスを防ぐシステム。

手術支援ロボット

ロボット技術を活用した手術支援システム。高度な精密操作が可能。

医療ビッグデータと予測分析

医療データを収集・解析し、病気の発生リスクや治療効果を予測。

医療教育への活用

VR(仮想現実)/AR(拡張現実)を用いた手術トレーニングやeラーニングでの医療知識のアップデート。

防災・緊急時医療

災害時にICTを活用して、医療リソースを効率的に配分するシステム(ドローンによる医薬品輸送や被災地での遠隔診療システムの活用など)。

医療分野におけるICTの活用は、医療サービスの質を向上させ、患者と医療従事者の双方に大きなメリットをもたらします。
一方で、セキュリティや教育の課題を克服しながら、より広範な普及を目指すことが重要です。
これにより、医療の効率化と持続可能性がさらに向上していくでしょう。



建設・不動産分野

BIM(Building Information Modeling)

建物の設計から施工、維持管理までを3Dモデルで一元管理する手法。BIMモデルには、構造や設備、素材などの情報が含まれており、関係者間で共有可能。

ドローンを用いた現場管理

ドローンを活用して建設現場を空撮し、進捗状況や測量データを取得。現場の可視化が容易になる。

IoTを活用したスマート建設

工事機械やセンサーをネットワークで接続し、リアルタイムでデータを収集・分析。作業の効率化や品質管理が可能。

VR/ARの活用

建物の完成イメージを仮想空間で視覚化したり、現場作業を仮想で体験する技術。

IoTを活用したスマートビルディング

建物内のエネルギー消費やセキュリティ、快適性をIoTデバイスで制御・管理。

プロパテック(PropTech)

Property(プロパティ:不動産)とTechnology(テクノロジー:技術)を組み合わせた造語で、不動産業界におけるデジタルソリューション(デジタルを使った解決策)のこと。
不動産のバーチャル内覧システムや不動産管理システムでの賃貸契約や更新手続きのオンライン化など。

BMS(Building Management System)

建物の運営をICTで管理し、効率的な運用を実現するシステム。

AIを活用した価格予測・分析

AIを活用して市場データや経済動向を分析し、不動産価格を予測。

建設・不動産分野におけるICT活用は、業界全体の効率化、品質向上、コスト削減を促進する重要な要素です。
BIMやIoT、AI、ドローンなどの技術は、現場や管理業務に革命をもたらしています。
課題を克服することで、建築物のライフサイクル全体を通じて、持続可能で効率的な事業運営が可能になります。


福祉支援(高齢者・障害者)

見守りシステム

センサーやIoTデバイスを活用し、高齢者の行動や健康状態をリアルタイムでモニタリング。
異常が検知された際には、家族や介護スタッフに通知。

遠隔介護支援

テレビ電話やチャット機能を活用し、離れた場所から高齢者や介護者を支援。

ロボット介護

AIやロボット技術を活用して介護作業を補助。

コミュニケーション支援

言語や動作に障害がある方に向けて、ICTを使った意思疎通ツールを提供。

リハビリテーション支援

バーチャルリアリティ(VR)やモーションセンサーを使ったリハビリプログラムの提供。

福祉分野でのICT活用は、サービスの効率化や質の向上に加え、利用者の生活の質を高める大きな可能性を秘めています。
一方で、導入時の課題やプライバシー保護への対応が求められるため、持続可能な形での運用が重要です。
今後も技術の進化や地域社会との連携を通じて、ICTが福祉分野をさらに革新していくことが期待されます。




 4.まとめ

ICTは企業の、または日本の経済成長には欠かせない技術のひとつであり、今後のICTの発展によって、より快適に暮らせる社会が実現することでしょう。
また、ICTを活用した見守りサービスも高齢化や核家族化、地域コミュニティの弱体化が進む中で、安全と安心を確保するための仕組みとして重要な役割を果たします。

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ホームネット株式会社

著者情報

ホームネット株式会社 Muraoka.R

10年以上にわたり、ホームネット株式会社に従事。
コールセンターで緊急通報業務を担当した後、営業部署へ異動、日々奮闘しています。
プライベートではゴルフを楽しんでおり、リフレッシュの時間を大切にしています。

 




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