健康診断は企業の義務!!しなければならない理由や対応すべきことを解説
健康診断代行サービスとは?依頼できる業務やメリットについて解説
健康診断代行機関とは、企業が従業員の健康診断を効率的に実施するために委託できる機関のことです。
健康診断代行機関を利用することで、業務負担の軽減やコスト削減、属人化の解消などのメリットが期待できます。
この記事では、健康診断代行機関の役割や依頼できる具体的な業務内容などについて、ご紹介いたします。
健康診断代行サービスとは
健康診断代行とは、企業が従業員の健康診断業務を効率的に実施するために、外部の専門機関にその業務を委託するサービスのことです。
健康診断代行機関は、企業の代わりに健康診断の予約、調整、結果の管理などを行い、企業の負担を軽減する役割を果たします。
健康診断代行サービスに依頼できる健康診断関連業務
健康診断代行機関に依頼できる健康診断関連業務には、大きく分けて6つの業務があります。
すべてをアウトソースする必要はありませんが、3つ以上の業務に負荷を感じているのであれば、業務効率化に有効な手段となるでしょう。
1.健康診断の日程調整
健康診断代行サービスでは、健康診断の対象者となっている従業員全員の健康診断日を調整するサービスを提供しています。特に、多くの従業員を抱える企業にとって、重宝するサービスでしょう。
各部署や個々の従業員のスケジュールに合わせて最適な健康診断日を設定してもらうことで、業務に支障をきたすことなく健康診断を実施できます。
2.健康診断の予約
健康診断代行サービスでは、医療機関と連携し、従業員の健康診断予約を一括して管理するサービスも提供しています。
これを利用することで、個々の従業員が健康診断を予約する手間が省け、企業全体のうち何割の従業員が既に予約済であるか。などを把握することで、効率的に健康診断を実施できます。
特に、複数の医療機関を利用する場合に、一元管理した予約情報を把握することが可能になります。
3.健康診断結果の回収
健康診断代行サービスでは、健康診断結果を確実に回収し、企業に提供するサービスも提供しています。
これを利用することで、企業は従業員の健康状態を早期に把握し、必要な対応を迅速に行うことができます。
4.精算作業や請求書の処理
健康診断代行サービスでは、健康診断にかかる費用の精算作業や請求書の処理の代行サービスも提供しています。
このサービスを利用することで、企業の経理部門は負担を軽減できます。
健康診断代行サービスが提供する詳細な費用報告書を活用すれば、企業の経費管理にも役立ちます。
5.健康診断結果のデータ化
健康診断代行サービスでは、健康診断結果をデジタルデータとして提供します。
このデータを活用すれば、企業は従業員の健康データを一元管理し、必要に応じて迅速にアクセスすることができるようになります。
データ化された健康診断結果は、従業員の健康管理や健康リスクの分析に活用できます。
6.医療機関との契約
新規支店開設時など、新たな医療機関を探し、契約するといった作業は時間を要するものです。
従来より代行機関が提携している医療機関でのみ実施されるケースもあれば、依頼により医療機関との交渉まで実施される代行機関もあります。
健康診断代行サービスに依頼するメリット
健康診断代行に依頼することで期待できるメリットは、大きく次の7点です。
1.担当者が本来の業務に集中できる
健康診断代行サービスを利用することで、労務担当者は健康診断に関する煩雑な業務から解放されます。
健康診断の予約手続きや日程調整、結果の回収などを外部に委託することで、担当者は、より重要な業務に集中できるようになります。この結果、業務の効率が向上し、企業全体の生産性も高まるでしょう。
2.コストを削減できる
健康診断代行サービスを利用することで、健康診断業務にかかる社内の人件費を削減する効果も期待できます。
特に、健康診断対象者の人数が多い企業では、削減コストも大きくなるでしょう。
3.属人化を解消できる
健康診断業務を外部に委託することで、業務の属人化を防ぐ効果も期待できます。
特定の担当者に検診業務が集中することなくなるため、担当者の異動や退職による業務の混乱を防ぐことができます。
4.健康診断結果を一元管理できる
健康診断代行サービスを利用することで、健康診断結果をデジタルデータとして一元管理することができます。データ化により、従業員の健康情報を効率的に管理し、必要に応じて迅速にアクセスすることができるようになります。
データを活用して、健康リスクの分析や予防策の策定などに役立てることも可能です。
5.労働基準監督署への報告作業が楽になる
健康診断代行サービスでは、労働基準監督署への報告作業もサポートします。
健康診断結果の取りまとめや報告書作成の代行サービスを利用することで、担当者の負担が軽減されます。
また、正確な報告を迅速に行えるようになり、法令遵守が確実に行われ、企業の信頼性も向上するでしょう。
6.受診率が向上する
健康診断代行サービスを利用することで、従業員の健康診断受診率の向上も期待できます。
健康診断代行サービスを利用しない場合、未予約者や未受診に対するリマインドを、人事や総務の担当者がほかの業務と並行で行わなければならないため、フォローし切れない可能性があります。
健康診断代行サービスを利用する場合、外部機関が健康診断の予約やフォローアップを行うため、従業員が健康診断を受けやすくなるでしょう。
7.健康経営を推進できる
健康診断代行サービスは、企業の健康経営を推進する上でも重要な役割を果たします。
従業員の健康管理を効率的に行うことで、企業は従業員の健康状態を把握し、健康リスクを早期に発見・対応することができます。
また、健康診断関連業務をアウトソーシングした結果、生まれたリソースを活用して、健康経営を推進するための企画業務に取り組めます。
健康診断代行サービスを活用することで、企業は多くのメリットを享受し、従業員の健康管理を効率的に行うことができます。ひいては、健康経営を推進し、企業全体の成長と発展に貢献することが可能になります。
健康診断代行サービスを選ぶポイント
健康診断代行サービスを選ぶ際は、次の4つのポイントを押さえましょう。
なるべく現状との乖離がないように、ポイントをおさえておくと良いかもしれません。
1.自社の課題に合ったサービスか
健康診断代行サービスを選ぶ際には、まず自社の課題に合ったサービスを提供しているかを確認することが重要です。企業ごとに抱える健康診断に関する課題は異なるため、自社のニーズに合わせたサービスを選定する必要があるためです。
たとえば、従業員数が多い企業では、スムーズに予約調整ができるサービスが求められる一方で、特定の健康リスクに対する検査が必要な業種では、専門的な検査項目に対応できるサービスが必要です。
2.カスタマイズできるか
健康診断代行サービスがどれだけ柔軟にカスタマイズできるかも重要なポイントです。
標準的なサービスに加え、企業の特定のニーズに対応できるオプションが提供されているかを確認しましょう。
たとえば、健康診断の種類や頻度、婦人科などのオプション対応など、自社の要求に応じてカスタマイズできるサービスを選ぶことで、より効果的な健康管理を実現できます。
3.提携している医療機関は多いか
健康診断代行サービスを選ぶ際には、提携している医療機関の数や質も重要な検討ポイントです。
たとえば、全国に支店を持つ企業の場合、全国各地の医療機関と提携しているサービスを選ぶことで、どの地域にいても従業員がスムーズに健康診断を受けることができます。
また、提携医療機関の質が高いほど、信頼性の高い健康診断が受けられるため、従業員の健康管理が効果的に行えます。
4.個人情報の管理体制がしっかりしているか
健康診断代行サービスを利用する際には、個人情報の管理体制がしっかりしているかを確認することが非常に重要です。健康診断の結果や個人の健康情報は非常にセンシティブな情報であるため、適切なセキュリティ対策が講じられているか、情報管理のポリシーが明確に定められているかを確認しましょう。
たとえば、PマークやISMSなどの認証を取得しているかも、一つの目安となります。
信頼できるサービスを選ぶことで、従業員の個人情報を安全に管理し、安心して利用することができるでしょう。
まとめ
健康診断代行サービスを活用することで、企業は従業員の健康診断業務を効率的に管理し、労務担当者の負担を軽減しつつ、健康管理を実施することができます。
その結果、企業は健康経営を推進し、従業員の健康と安全を守ることが可能となります。
健康診断予約代行サービスを活用することで、企業は健康診断業務を一元管理し、効率的かつ効果的な健康管理を実現することができるでしょう。
たとえば、ホームネットでも、健康診断予約代行サービスを提供しております。
提携医療機関・全国約2,000ヵ所。年間3万人・20年以上の実績を持ち、健康診断の「予約代行」「精算代行」「結果回収」など必要なサービスを選んで委託いただけるため、無駄なコストがかかりません。
健康診断対象者の人数は、少人数から10,000名規模の大人数まで対応可能です。
健康診断予約代行サービスについて詳しくは、下記のリンク先をご覧ください。
INQUIRY