
“内製だけでは回らない”時代へ ~健康相談サービスの次の打ち手は「補完モデル」~
健康経営優良法人の認定を受ける企業は年々増加しています。
制度の浸透とともに、多くの企業が従業員の健康を「コスト」ではなく「投資」と捉え、積極的な取り組みを進めるようになりました。
一方で、実務の現場からは次のような声も増えています。
「認定は取れているが、成果が見えにくい」
「施策はあるが、現場が変わっている実感がない」
実はこの状態こそが、健康経営の“次の分岐点”です。
本記事では、認定企業だからこそ直面する課題と、成果が出る企業との違いを整理します。
健康経営はもともと、「従業員の健康管理を経営的視点から戦略的に実践する」考え方として定義されています。
つまり、本来の目的は制度の導入ではなく、
・生産性向上
・離職率の低下
・組織活性化
といった経営成果の創出にあります。
また、健康経営により企業価値や業績向上が期待される点も明確に示されています。
しかし、現場では以下のような“ズレ”が起きやすいのも事実です。
・認定取得がゴールになっている
・施策が単発で終わっている
・評価指標が曖昧
結果として、「やっているが変わらない」という状態に陥ります。
ほとんどの認定企業が実施しているストレスチェックですが、成果に差が出る最大の要因は、その活用レベルです。
調査によると、
・健康経営優良法人では約9割が集団分析結果を活用
・非認定企業では約7割にとどまる
という差が見られます。
しかしさらに重要なのは、活用している企業の中でも
・「報告して終わる」企業
・「施策に落とし込む」企業
で成果に大きな差が生まれる点です。
■よくある失敗パターン
・集団分析を見たが、打ち手が決まらない
・課題は分かるが優先順位がつけられない
・改善策を実施したが効果検証していない
こうした状態は珍しくありません。
実際、多くの企業が「集団分析結果の活かし方」に課題を感じているという調査結果もあります。
■成果が出る企業の特徴
一方で成果が出ている企業は、
・原因を分解して特定
・小さく施策を試す
・結果を検証して改善
というPDCAを回しています。
ストレスチェックは単なる測定ではなく、「職場改善のためのデータ」として使われている点が大きな違いです。
健康経営において、特に重要なのがメンタルヘルス領域です。
なぜなら、メンタル不調は
・業務効率の低下
・欠勤・休職
・離職
など、直接的に企業パフォーマンスへ影響を与えるためです。
さらに、国内ではメンタル不調による生産性損失が年間約7.6兆円に達すると推計されています。
このように、メンタルヘルスは福利厚生ではなく、明確な「経営課題」です。
■よくある課題
・相談窓口はあるが利用されていない
・早期対応ができていない
・”不調者対応”が中心で予防施策が弱い
■成長企業の特徴
・初期の不調段階で拾い上げる
・組織単位で原因を特定
・管理職・現場と連動させる
特に重要なのは、個人対応だけではなく「職場環境改善」まで踏み込むことです。
健康経営が停滞する最大の理由の一つが、効果が測れていないことです。
多くの企業で
・費用対効果が分からない
・何が効いているか分からない
という状態が課題とされています。
■有効な考え方
・単年ではなく継続データで評価
・KPIと紐づける
・部署単位で比較する
ストレスチェックは毎年実施されるため、経年変化を把握できる貴重なデータです。
健康経営は、導入・認定までのフェーズから、「どれだけ実効性の高い取り組みを続けられるか」というフェーズへ移行しています。
成果が出る企業は、
・データを活用し
・施策に落とし込み
検証と改善を繰り返すというサイクルを回しています。
つまり、差がつくのは「やっているか」ではなく「どこまでやっているか」です。
当社では、健康経営を推進する企業様向けに、
・相談窓口の活用促進
・初期対応(一次受付・感情対応)
・医療・専門領域への接続
・夜間・休日対応の補完
など、施策を「実際に機能させる」ための支援を行っています。
特に、
・「ストレスチェックの結果を活かしきれていない」
・「相談体制はあるが、使われていない」
・「現場レベルでの変化が見えない」
といった課題をお持ちの企業様においては、既存施策を活かした形での改善支援が可能です。
健康経営を“評価”から“成果”へ進めたい企業様は、ぜひ一度ご相談ください。

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