
その電話、本当に管理担当者が出る必要ありますか? ―人手不足時代の業務分担を考える―
福利厚生サービスは、多くの企業にとって従業員満足度向上や採用力強化を支える重要な施策の一つです。
これまでの福利厚生サービスは、
・飲食店優待
・レジャー施設割引
・宿泊施設優待
・各種クーポン
などを中心に発展してきました。
しかし近年、企業を取り巻く環境は大きく変化しています。
少子高齢化による人材不足、人的資本経営への注目、健康経営の普及などにより、企業が福利厚生へ期待する役割は変化しつつあります。
実際、健康経営に取り組む企業は年々増加しており、2026年度の健康経営優良法人認定数も過去最高水準となっています。
こうした変化のなかで、「福利厚生サービスは、今後どのような価値を提供すべきなのか」が新たな課題として浮かび上がっています。
福利厚生サービス業界は長年にわたり成長を続けてきました。
一方で近年は、
・提供メニューの類似化
・価格競争
・利用率向上の難しさ
といった課題も指摘されています。
企業側から見れば、どのサービスを選んでも
・優待
・割引
・会員サービス
といった基本機能に大きな差を感じにくくなっている状況もあります。
つまり、福利厚生サービスは現在、「サービスの量」から「サービスの質」が問われる段階へ移行していると考えられます。
以前の福利厚生は、従業員満足度向上が主な目的でした。
しかし現在は、
・人材定着
・健康経営
・エンゲージメント向上
・離職防止
・生産性向上
など、経営課題の解決に直結することが求められています。
経済産業省も健康経営を単なる福利厚生ではなく、「企業価値向上につながる経営施策」と位置付けています。
そのため企業は、「従業員が喜ぶか」だけではなく、「企業課題の解決につながるか」という視点で福利厚生サービスを評価するようになっています。
福利厚生サービスの価値を語る上で避けて通れないのが、利用率の問題です。
どれだけ多くの優待メニューを用意していても、従業員が利用しなければ企業価値にはつながりません。
また、利用する従業員も一部に偏りやすく、
・若手中心
・特定の趣味を持つ層中心
となるケースもあります。
企業が本当に求めているのは、一部の利用者だけではなく、幅広い従業員に利用されるサービスです。
その観点から見ると、健康支援や相談サービスは年齢や職種を問わず利用対象となる可能性があります。
近年の健康経営の普及により、福利厚生サービスと健康支援サービスの距離は急速に近づいています。
例えば、
・健康セミナー
・健康アプリ
・ウォーキングイベント
・メンタルヘルス支援
・健康相談窓口
などは、福利厚生でありながら健康経営施策としても活用されています。
これは単なるトレンドではありません。
企業側が求めている価値そのものが変化しているためです。
福利厚生サービスは、「従業員へのサービス」から、「組織課題を解決するためのサービス」へ進化し始めています。
これまでのコラムでも触れてきたように、
企業では
・ストレスチェック
・健康診断
・健康管理システム
・EAP
などが導入されています。
しかし、担当者からは「課題は見えているが、その後の対応が難しい」という声も少なくありません。
特に、
・不調の予兆がある従業員
・相談先がわからない従業員
・夜間や休日に不安を抱える従業員
に対する支援体制は十分ではない場合があります。
つまり、福利厚生にも今後求められるのは、モノやサービスの提供だけではなく、「従業員を支える仕組み」だと言えます。
福利厚生サービスと健康相談サービスの親和性は非常に高いと考えられます。
なぜなら、健康やメンタルに関する悩みは特定の従業員だけではなく、誰にでも起こり得る問題だからです。
例えば、
・体調に関する不安
・家族の健康問題
・睡眠の悩み
・ストレス
・仕事と家庭の両立
などです。
こうした悩みは、病院に行くほどではない一方で、放置すると生産性低下や離職につながる可能性があります。
そのため、気軽に相談できる窓口を福利厚生サービスに組み込むことで、従業員支援の幅を広げることができます。
健康相談サービスの導入は、利用企業だけでなく福利厚生事業者にもメリットがあります。
① 他社との差別化
優待やクーポンだけではない新たな価値を提供できる。
② 健康経営需要への対応
企業ニーズの拡大に対応できる。
③ 会員満足度向上
日常的に利用できるサービスとして価値を感じてもらいやすい。
④ 継続利用率向上
サービス利用機会が増えることで契約継続にもつながる可能性がある。
福利厚生事業者にとっても、健康支援領域は今後の成長テーマの一つと言えるでしょう。
福利厚生サービス市場は成熟期を迎えています。
その中で、企業が求める価値は「優待数の多さ」から「企業課題の解決」へ変化しています。
今後は、
・人材定着
・健康経営
・メンタルヘルス対策
・生産性向上
に貢献できるサービスがより重視されるようになるでしょう。
福利厚生サービスの差別化が難しくなるなか、健康相談やメンタルヘルス支援といった新たな付加価値は、企業と従業員の双方にメリットをもたらす有力な選択肢となり得ます。
福利厚生の役割は今後さらに広がり、単なる優待サービスから、「従業員を支えるインフラ」へ進化していくのではないでしょうか。
ホームネット株式会社では、
・24時間365日対応の健康医療相談サービス
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をご提供しています。
既存サービスの差別化や付加価値向上をご検討されている福利厚生事業者様、共済組合様、健康経営支援事業者様は、ぜひお気軽にご相談ください。
従業員にとって利用価値のあるサービスづくりをサポートいたします。

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